無線LANの設定、稼働には、3つの場面を分けて考えないと混乱する。ネットワークに接続していないとArchLinuxははインストールできないので、ネットワークの設定がインストールの大前提になる。大方デスクトップやノートブックには有線LANポートがあるが、有線LANポートのないノートPC、タブレット、あるいは最初から無線LANで頑張るという方法もある(USBドングルを使って有線LANの代わりに使用する手もある。)
それは
- 機器の認識(モジュールとかドライバの問題)
- アクセスポイントへの接続
- IPアドレスの取得方法
である。これがいつの間にかごちゃごちゃになってどのファイルを設定するのだった?これで設定終了しているのだけど疎通できないなど、ハマってしまう。今更ながらではあるが、自分の頭を整理する意味で、まとめてみた。
有線LANにはない、特有の問題を整理してみた。
1.機器の認識
OSが機器を認識できているか、場面です。
有線LANであればケーブルさえ接続すればなんとかなるが、無線LANはそういうわけには行かない。でも昔よりはかなり認識率は高まっているので、従来より苦労は少ないだろう。
まず 現在の状態を確認
ip a
その結果、wlan0 とかw—とかいう表示が出ていれば、OSが無線LANカードを認識しているので、第一の関門は通過ということである。
もし、表示が出ていなかれば、この辺を参考に認識できるまで頑張るしかない。使われている機器の名称は説明書やらネット上には出ている場合が多い。
2.アクセスポイントへの接続
主設定は iwd か wpa_supplicantである。
wpa_supplicant はこちら
iwd はこちら
いずれも無線LANルータのSSIDとパスフレーズを事前に準備すること。
3.IPアドレスの取得方法
DHCPサーバから動的にアドレスを取得するか、固定アドレスを設定するかの2通りあるが、設定は dhcpcd か systemd-netoworkd である。
dhcpcd はこちら
systemd-networkd はこちら
4.傾向として
明言していないが、archlinux は iwd — systemd-networkd に傾いている気がする。あくまでも個人的な感想です。
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