Bashスクリプトの作り方(基本的な流れ)

スクリプトを利用すると、複雑で繰り返し行わねばならない作業をいとも簡単に実行できる。

なんか〜昔のMS-DOSのバッチファイルを思い出して、懐かしさもある。

これは覚えるに限る

ここでは、簡単にスクリプトの作成手順をおさらいしてみた。

1.スクリプトを管理するためのディレクトリを作成

きちんと整理することが「迷い子」を出さない基本だ。

$ mkdir script

2.その中に実際のスクリプトを作成

簡単な例で、バックアップ先のディレクトリにあるファイル(配下のディレクトリを含む。)をすべて消去し、バックアップ元のディレクトリからすべてのファイル(配下のディレクトリを含む。)をコピーしてくるスクリプトを作成します。ディレクトリが深い場合には重宝します。

$ nano script/backup.sh

名称は何でも良いが、拡張子はshにする。

#!/bin/bash

rm -r backup先のディレクトリ/*
cp -r backup元のディレクトリ/*

  3.実行権限の付与

単なるテキストファイルから実行できるファイルとして実行権限を付与します。

$ chmod +x script/backup.sh

  4.スクリプトを管理するためのディレクトリにパスを通しておきます

$ nano ~/.bash_profile 

PATH="$PATH":/home/user/script

(当初は.bashrcファイルに記入するように書いたが、PATH設定は.bash_profileに書くのが掟だそうだ。)

.bashrcはCUIで、GUIでは.xprofileに書くが、両方に書いておくと便利だ。SSHクライアントで接続したときは、.bashrcの設定が生きる。

 ログインし直せば設定が反映されるが、再ログインしないで上記の設定を反映させるために以下を実行する。

$ source ~/.bash_profile

ここまでやればいちいちディレクリを指定しなくともスクリプト名だけで実行できる。

 5.テスト

$ backup.sh

思ったとおりの結果にならないときはスクリプトを見直す。 

参考

詳しくは(Linuxの基本)シェルスクリプトを参照。

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