(Linuxの基本4)Bash の便利機能

1.入力補完機能

コマンドを途中まで入力して、TABキーを押すと、残りの部分をシェルが補って入力してくれる機能をいう。

例えば、$ /e ⇒ TABキー ⇒ /etc/ が表示される具合だ。

候補が複数ある場合は、/e ⇒ TABキー ⇒ /etc/  ⇒ TABキー ⇒ 何も表示されず ⇒ TABキー ⇒

a2ps/ ifplugd/ pkcs11/
audisp/ ImageMagick-7/ polkit-1/
(以下略)

と、候補がずら〜と並んだ。すなわちタブキーを2回押すと候補がずら〜と表示されることになる。

パスだけでなく、ファイルやコマンドにも補完機能を使うことができる。

2.コマンドヒストリー機能

以前に実行したコマンドを保存し、それを呼び出す機能をいう。

操作動作
↑矢印CTRL + P一つ前のコマンドの表示
↓矢印CTRL + N一つ後ろのコマンドの表示

どのような履歴が保存されているかを表示するには、history コマンドを使用。

これらの履歴は、~/.bash_history ファイルに保存されている。

3.キーバインド機能

キーボードの各キーに記号や機能を割り当てること。

上記のコマンドヒストリ機能を呼び出すキー操作はキーバインド機能を利用している。

第5回目に続きます

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