１．現象
ArchLinuxのnextcloud-client の現在のバージョンは３．３．１であり、日本時間で8月14日アップグレードされたばかりである。
だが、このバージョンになってからnextcloud（サーバー）にログインできない。正確に言うと、ログインはできるが同期できないのである。
動きの順を追っていくと、メインダイアログの起動ー＞ブラウザの起動ー＞アクセスの承認までは今までのとおりであるが、ここから同期が始まっているはずだがいつまで待っていても同期しない。何度もアカウントを作り直してやってみたが、やはり同期しない。ブラウザを通じてアクセスできるが、ファイルは同期していないので古いままだ。
２，解決策
ググってもこの情報は見当たらない。それどころか、このバージョンを使って不具合が生じているというような報告にも行き当たらない。
いろいろ試行錯誤して、ダウングレードすることにした。
$ sudo downgrade nextcloud-client（省略）
– 29) nextcloud-client 3.2.4 1 remote
– 30) nextcloud-client 3.2.4 1 /var/cache/pacman/pkg
31) nextcloud-client 3.3.0 1 remote
32) nextcloud-client 3.3.0 1 /var/cache/pacman/pkg
+ 33) nextcloud-client 3.3.1 1 remote
+ 34) nextcloud-client 3.3.1 1 /var/cache/pacman/pkgselect a package by number:
+ はインストールしているもの。 – は削除されたもの。
Version3.2.4に戻す手もあったが、他の依存パッケージが最新のものだから、あまり戻しすぎると衝突する可能性もある。
3.3.0を選択し再起動。
$ sudo shutdown -r now無事同期し始めた。
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