1.はじめに
最近起動ディスクの調子が悪い。そろそろ寿命なのかもしれない。症状としては、efi をマウントできないというもの。
そこで思い切って起動ディスクを新品のものに入れ替えようと考えました。
でも全く同じディスクの新品なものなどそう手に入るものではありません。むしろ昔の新品を探すと性能の割には値段が高かったりします。
今回手に入れたのは、今まで起動ディスクと使用していたものの2倍の容量で、値段は半額程度。
そうなると世のクローンディスクを作成するアプリでのリストアが難しくなってきます。
そこで、基本的にファイルをコピーするやり方を採用します。
参考にしたのはLinux ブートディスクの交換と環境移行とddに頼らずにLinuxのブートドライブをコピーする方法(LVMでもない)
2.新規ディスクの購入と設置
購入したのは、SUNEAST ( サンイースト ) 256GB 内蔵SSD SE800 mSATA SSD SATA 6Gb/s 3D TLC SE800-m256GB。能力は極普通のようです。信頼性が心配ですが、3年の国内交換保障がついているし、先にも書いたように容量は2倍、値段は半額なので超安〜いと衝動買い。
PCのケースを開けて早速導入しました。
3.システムインストールディスクの更新
以前使っていたインストールディスクのバージョンはだいぶ古いはず。だから再度最新版で作成し直した。
4.起動ディスクのパーティーション、フォーマット、新旧ディスク間のファイルのコピー、fstabの修正
ddに頼らずにLinuxのブートドライブをコピーする方法(LVMでもない)さんの「『新しいブートドライブの』/etc/fstab を編集する」までは、そのまま作業を行いました。
そして電源を落とし、インストールディスクを外し、BIOS画面で起動ディスクを新ディスクに設定し直して起動。
ここで 「GRUBで新しいルートパーティションを指定する」画面に入るはずなのでしょうが、Eきーやスペースキーを押しても、こんな画面にはなりません。何度やっても同じ結果。
途方にくれそうになったとき、要は「GRUB」の設定をしてやればよいはず、それは新規のインストール時にもやっていることだ!と思い出した。
5.GRUBの設定
(1)もう一度インストールディスクを挿入し、これから立ち上げた。
(2)新規のディスクをマウント
# mount /dev/sdb1 /mnt/boot/efi
# mount /dev/sdb2 /mnt
swap領域はGRUBと関係がないので無視。
(3)chroot 環境下での作業
# arch-chroot /mnt
(4)GRUBのインストールと設定ファイルの作成
# grub-install –target=x86_64-efi –efi-directory=/boot/efi /dev/sdb
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grug.cfg
エラーが出なければOK
(5)chroot環境を抜ける
# exit
(6)マウント解除と再起動
# umount /mnt
# reboot
これで新ディスクから起動できた。
古いディスクはとりあえず、そのままにしておいた。
コメント